2026.6.11@令和8年第2回世田谷区議会定例会
包括的性教育を全ての子どもへ継続的に保障できるか
おのみずき議員が「包括的性教育の制度化と障害児・支援者への対応」について質問しました。
おのみずき議員
中学三年生への出張リプロダクティブ・ヘルス/ライツ講座は二〇二六年度に全三十校へ広がりましたが、未就学期から小中学校まで、年齢と発達段階に応じて何を繰り返し学ぶかという区の方針はまだ明確ではありません。包括的性教育を単発の講座から、授業時間を確保した継続的な教育保障へ進めてください。障害のある子どもには、月経管理、同意や体の境界、助けの求め方、SNS被害など特性に応じた教材と指導が必要です。教職員や支援者も、性暴力被害への初期対応を含むSRHR研修を継続的に受けられる仕組みを整えるべきです。
学校教育部長
発達段階に応じて包括的性教育を継続して学べる環境は重要です。二〇二六年度は、中学校の講座へつながる小学校高学年のモデル事業を実施し、内容、教育効果、学校での実施状況を検証する予定です。教育課程検討委員会では、教育課程での位置づけと授業時間の確保を含めて実施方法を検討します。特別支援学級では、絵本、小グループ、自立活動などの実践と効果を把握しています。らぷらすや都立特別支援学校との連携も視野に、教員・インクルーシブ教育支援員の研修の在り方と、発達段階や特性に応じた教材・指導方法の整理・充実を検討し、特別支援学級の性教育の一層の充実に努めます。
世田谷保健所長
子どもや若者に関わる支援者がSRHRの正しい知識と適切な関わり方を身につけることは重要です。二〇二五年度のユースワーカー研修では、大多数が内容を理解でき、実務に役立つと回答しました。障害の有無にかかわらず、学校、子ども・若者支援、障害福祉など各分野が必要性と課題を捉えられるよう庁内へ周知します。保健所と関係部署が連携し、講師派遣も使って必要な研修を継続的に行える体制を整えます。
おのみずき議員
教育課程検討委員会などで包括的性教育を検討するとき、特別支援学級や障害のある児童生徒への性教育を別の課題にせず、同じ枠組みの明確な検討対象に含めるという理解でよいですか。
学校教育部長
教育課程全体を検討する中で、特別支援学級の児童生徒への性教育も同じ枠組みで扱うべきだと考えています。包括的性教育の在り方を検討するときは、発達段階や特性に応じた指導も一つの視点として検討対象に含めます。
