2026.2.19@令和8年第1回区議会定例会
次期学習指導要領を見据えた世田谷区教育の方向性と学校支援
くろだあいこ議員が「今後の世田谷区教育」について質問しました。
くろだあいこ議員
令和8年度末の次期学習指導要領改訂に向けた国の議論を踏まえ、今後の世田谷区教育を検討するに当たり、現段階で区が大切にする要素と方向性を明確にすべきです。国が示す三つの視点は、区が従来重視してきた取組とも重なるため、世田谷区の教育として分かりやすく言語化し、周知する必要があります。教育課程編成の検討には、世田谷区子どもの権利条例に基づいて子どもの声を直接、広く聴く過程を設け、聴き方や質問項目も工夫してください。各学校の判断で授業時数などを調整する裁量的な時間については、現場が初期段階で混乱しないよう教育委員会が支援し、学校間で好事例を共有する仕組みも整えるべきです。
学校教育部長
国が示す「深い学びの実装」「多様性の包摂」「実現可能性の確保」は、区でも、せたがや探究的な学び、帰国外国人児童生徒や性的マイノリティーへの対応を含むインクルーシブ教育、働き方改革を通じて取り組んできました。教科での探究的な学びを基礎に、知識や経験を生かして課題を解決し、新たな価値を創造する学びの往還は、今後も大切な視点です。これをキャリア教育や非認知能力の向上につなげ、生涯にわたり自分らしく学び、社会の担い手として判断、行動するための力や人間性を育むことも重要です。こうした考えを分かりやすく言語化し、学校、保護者、地域で共有して、教育の質の向上に努めます。教育の方向性の検討では子どもの実情を踏まえることが重要であり、現行の教育振興基本計画策定時に小中学生の代表が区の教育のよい点と改善点を話し合って提言した取組も参考に、子どもの権利条例などの趣旨に基づいて子どもの声を丁寧に聴くよう努めます。裁量的な時間は、一部教科の標準授業時数を一定程度減らし、他の教科や教員の研究、研修に充てる余白をつくる仕組みとして検討されています。現場の混乱を避けて教育の質の向上につなげるには、教育委員会が教育課程編成の基本的方向性を明確にすることが重要であり、余白の創出や探究的な学びの充実に向けて、区の基本的な考え方を示せるよう検討を重ねます。
